私の山歴 2 ~衝動的に白馬岳

1991年春。社会人一年生として東京の会社に入りました。
住まいは千葉県柏市の寮。

大阪から東京へと環境は激変したものの、未知への世界に期待が高まりました。
特に関東地方からは信州がグンと近くなり、そして南東北さえも十分日帰り圏内の立地。行きたいところが目白押しでした。

そんな中、7月のある日私は突然山に登りたくなりました。北アルプスです。
週半ば、神田のスポーツ店街をうろつき、登山靴を買い求めました。11000円くらいの紫色の軽登山靴です。
それを履いて白馬岳を目指すことにしたのです。
それと一緒に北アルプスの総図を買い求めました。(これは今でも宿の書棚にアリ)

それだけです。

化繊下着は?レインウェアは?その他山道具は?

何も買っていません。
大学時代に慣れきったYHのお気楽登山の感覚が抜け切っていなかったらです。

ザックに一人用ツーリングテント、そして父から譲り受けた古い重い寝袋を詰め込み出発しました。
とりあえず靴さえあれば何とかなると考えていたのでした。

そして7月20日。急行アルプスに乗って白馬駅、そして猿倉を目指しました。

午前中は晴れていましたが、山頂手前で雨が降ってきました。それもかなり激しい雨が。

急遽テントはあきらめ、小屋へ向かいました。白馬岳山荘です。
小屋入りは15時頃。梅雨明け宣言がなされた直後とあって白馬岳山荘はヒトヒト人!
この時点で夕食を申し込むとなんと食事は20時開始と告げられました。

食事はあきらめ、チェックイン手続きをしましたが、「本日は1畳あたり5-6名さまでのご利用となります」との由。

案の定、指定された部屋は想像を絶する人たちが畳を埋め尽くしていました。ひとたびトイレに起きたら寝る場所はなくなってしまうことは想像に難くありません。
それならと、最初から部屋には入らず廊下に陣取ったほうがマシと判断し、早めに廊下に自分の場所を確保することにしました。

山小屋ってこんなにスゴイところなのか。。。。
正直な感想でした。

スポンサーサイト

シャリバテの経験

シャリバテについて語りましょう。

あの感覚はなったことのある人にしかわかりませんが、私は間違いなくその経験をしました。

1995年の夏、蓮華温泉から上高地までを11泊12日でテント&山小屋を交えながら山行をしたときのことです。

日程半ばの、道中最低標高の船窪小屋に投宿しました。

7月25日頃でしたが、小屋には他の客人がおらず、小屋番の若い男女は私を非常にアットホームな雰囲気でもてなしてくれました。
今もって船窪小屋は私の山小屋史上最高の小屋でありつづけています。

翌朝、朝食にはご飯を5杯お替りしました。梅干をたくさん食べ、此れ以上ないというほどのカーボローディングを実施し、その日のテント場、烏帽子岳へ向かいました。

北アルプス最低鞍部に位置する船窪小屋だけあって、そこからののぼりは非常に骨が折れました。

午前中はさほど問題なく歩く事ができましたが、昼食の摂取量がいまひとつだったらしく、次第に疲れがでてきたのです。

しかしおかしい。

疲れているだけではなく、どことなく足が重いのです。決して痛いわけではありません。何の問題もありません。

そして午後2時を過ぎた頃、烏帽子のテント場へたどりつく手前1kmほどの場所で、全身不能に陥りました。
2-3歩歩いて停止、2-3歩進んで休憩。

そんな状態が続きました。

あれは間違いなくシャリバテでした。登山人生ではじめての、そして一回きりのシャリバテ経験だったのです。

山では腹が減っていなくとも随時糖分を取らなくてはなりません。
快適歩行のための条件のひとつといっても過言ではないでしょう。

皆さんも気をつけて!

★公認ガイドがご案内★
トレイルツアー&ガイドインフォメーション

★8月のガイド可能日
  16日~31日(上旬は宿業多忙のため対応できません。あらかじめご了承下さい)
★2010春/秋のトレイルツアー
  詳細はこちらから
★単独歩行の方は入下山口の送迎も随時実施中
  詳細はこちらから
★2人以上集まればガイドツアーもお勧めです
  詳細はこちらから
プロフィール
木島平でユースホステル
を営むかたわら、信越トレイルガイドとして主に春から秋のトレイルを歩き回っています。 誰でも気軽に、信州の山を満喫できる信越トレイル。行程は短くはありませんが、全線踏破した時の感激はまたひとしお。 貴方のチャレンジ、お待ちしています。

●信越トレイルクラブ 公認ガイド
●山岳ガイド賠償保険加入



★勝手に?メンバー募集中★

★2017年春~秋ツアー



★管理人のオススメ★
穂高駅前の登山ショップ
カテゴリー
信越トレイルとは
最近の記事
最近のコメント
月別アーカイブ
ブログ内検索
リンク
最近のトラックバック