アパラチアントレイルについて

アパラチアントレイルは、ジョージア州・アトランタに程近い「スプリンガーマウンテン」から、カナダ国境に近いメイン州「カタディンマウンテン」に至る3500kmの長距離自然歩道です。
appalachian_trail_map.gif


いま、加藤則芳著・メインの森を目指して~アパラチラントレイル3500を歩く

をもう一度読み直しています。

読めば読むほど、信越トレイルのコンセプトとの共通点がはっきりしてきました。

●トレイル歩きは登山ではない
●トレイルは歩いて旅をする自然路である
●トレイルは地域で暮らす人間の歴史や文化と共存する自然路である
●トレイルは一本の山脈に沿って通ずる自然路である
●最高所は1500-2000m程度

これらは二つのトレイルとの共通する部分です。

単に里山と里山を長い距離でつなぐのではなく、歴史や文化にふれながら歩く旅人の歩道です。
信越トレイルの最高所は斑尾山の1380m、アパラチアントレイルはクリングマンズ・ドーム(テネシー州)の2025m。いずれも山というよりも、やはり「里山」です。

アパラチアントレイルには「素人」がたくさん歩いているそうです。
つまり「山ヤ」ではなく「旅人」です。

信越トレイルを歩く多くの来訪者は「山ヤ」であり、100名山を踏破した人が山のセカンドライフ的に位置づけで歩く人も少なくはありません。往々にして「山」と比較されがちです。比較されてしまうので、セクション2-3あたりの林道を「ツマラナイ」とばっさり切り捨てる人も少なくはありません。

しかし誤解があってはならないのは、信越トレイルはあくまで「山」ではなく「歩道」です。富倉峠や大将陣には歴史の香りが満ち溢れていて、それはそれで非常に魅力のあるものです。

アパラチアントレイルを知れば知るほど、信越トレイルの存在意義が際立ち、昨今の「トレイルブーム」の中にあっても、ここが元祖かつ、唯無二の存在なのだという気がしてきました。

そしてアパラチアントレイル踏破を目標に据えてみるのも悪くないのかなという気がしてきました。
たった一度きりの人生の終の目標として。。。。。。

アパラチアントレイル管理委員会
natgeobanner.jpg




★第2回・セクション4・5・6ツアー参加者大募集中

11月10日~13日  *残席3

詳細はこちらから
★単独歩行、テントハイカーの方は入下山口の送迎も随時実施中
  詳細はこちらから
★2人以上集まればガイドツアーもお勧めです
  詳細はこちらから


↑ ↑ ↑ ↑ ↑
ブログランキング(登山)カテゴリ参画中です。
一日一押しお願いしますネ★

スポンサーサイト

アパラチアントレイル用語

読めば読むほどアパラチアントレイル(AT)と信越トレイル(ST)の共通項が明らかになってきました。

そんな中、アパラチアントレイルにおける「用語」がたくさんあることにも気づかされました。

ホワイトブレイズ
スラックパック
トレイルエンジェル
トレイルマジック
ケアテイカー
シェルター
ギャップ
ノッチ


信越トレイルの道沿いには
10_20121112211414.jpg
こんなプレートが掲示されています。

アパラチアントレイルには白い四角のマーキングがなされています。
168460987_8cf17ce6d0_z.jpg


【スラックパック】
長い距離を一気に歩こうとしたとき、どうしても手持ちの荷物を減らしたいと思うのが人の常。
ATにおいては、移動の最中、沿線の郵便局から不要な荷物を先送りすることが可能です。
荷物を送って、何日か後に、先の沿線の郵便局で荷物を受け取る。。。。。

「スラック」は「緩い」という意味があって、パンパンに詰まったザックの中身を軽くして歩くことをこう表現します。
ウチのツアーに参加する方も、不要な荷物を宿に置き、軽量化を図って歩いていらっしゃいます。
これもまたスラックパックといえるでしょう。


【トレイルエンジェル】
ハイカーを支援するあらゆる人々がこう呼ばれます。
●トレイル入り口までのヒッチハイクに協力した運転手
●ハイカーに飲み物や食べ物を配るボランティア
●休憩場所を提供するボランティア
そうした「エンジェル」の差し伸べる支援のことを「トレイルマジック」と呼んでいます。

うちのお母さんは送迎車の運転、回送を手伝ってくれるのでトレイルエンジェル。ゴール地点で冷たいスイカやお菓子を用意してくれることもあります。
昨日のおかき、今日のリンゴはまさに「トレイルマジック」なんですね~。
18_20121112212307.jpg


【ケアテイカー】
take care(テイクケア)する人は、つまりケアテイカー。トレイルのメンテナンス、監視をする人々のことをこう呼びます。


【ギャップ/ノッチ】
信越トレイルマップに記載されている数々の峠。
漢字表記の横に TOMIKURA GAPなどと記されています。
一般的に「峠」を意味する英語は「PASS」ですが、アパラチア南部での特有の表現で峠をGAPと表現します。ATの風習にならい、信越トレイルでも峠をGAPと表しているのです。

ところがAT北部の狭い一角においては峠を「ノッチ」と表現するところもあるようです。ノッチとは「切れ込み」を意味するのですが、多くの峠が掘割の如く「切れ込」まれていることからこう呼ばれています。
ちなみに鉄道運転用語の「ノッチ」も同じです。マスコンハンドルの台座部分には、まさに切れ込みが入っています。

知れば知るほど興味の深まるAT.
面白いですね。

アパラチアントレイルの歩き方

アパラチアントレイルは、いったいどうやって歩けばいいのでしょう。

そもそも、

山岳地帯なのか?
町の中なのか?
草原なのか?
畑の中なのか?
林の中なのか?
アップダウンは激しいのか?

そんな疑問が次々に出てきます。

しかし、それら全てが当てはまるのがアパラチアントレイル。信越トレイルと同じです。

ジョージア州からメイン州まで、それこそ多くの「国」にまたがって連なる道ですから、エリアごとにその表情は大きく変わります。これまた信越トレイルと同じといえます。

メリーランド州、ペンシルバニア州あたりはアップダウンが少ない箇所も多く、畑の中を縦断したり、のどかな山里エリアを速歩することが可能なようです。
ところがメイン州の最終200km区間は人家もなく、湖沼地帯が続き「北欧」のような原野が続くエリアのようです。

Googleストリートビューを使うとトレイルの様子がよくわかります。
車道と交差する箇所ではしっかりと「アパラチアントレイル」と表示されます
地図リンクを張っておきますので、一例としてお試しください。
この地図の中央でアパラチアントレイルが交差しています。

大きな地図で見る

ですが、歩くための法則は終始一貫しています。

●シェルターと呼ばれる「バス停」のような三面が壁になった簡易小屋で寝泊り
●それに隣接するテントサイトでテント泊
●所々に車道と交差する箇所があって、町に近い場所では麓まで下りてホステル、乃至モーテルに泊まる
●食料は町で補給し、パックに詰めきれない分については先の通過地点の郵便局止めにて送る

こんな感じです。

知れば知るほど面白そうですね~。

800px-Appalachian_Trail_at_Newfound_Gap.jpg
512px-CC-logo_svg1.png




シェルターさまざま

簡易宿泊サイトの「シェルター」
これも地域によってさまざまです。

実は信越トレイルの桂池テントサイトにも「シェルター」がありまして、まさにアパラチアントレイルを手本として作られたものだということがわかります。(桂池のものは通常の宿泊スペースとして提供されているものではありませんので念のため。)

おおよそ2-5マイルおきにこのシェルターが設置されていて、個々人のペースに応じて自由に歩行区間を設定することが可能です。
この点、信越トレイルに比べて柔軟度は大きいといえるでしょう。

Birch_Run_Shelter.jpg

jamesfry.jpg

rockeymountainshelter.jpg

claptongapshelter.jpg

davisraceshelter.jpg

上記のシェルターは、トレイルのほぼ中間地点にあたる、ペンシルバニア州南部に点在するシェルターの一例です。
おおよそ6-7人の就寝スペースが確保できる程度でしょうか。

しかし森の雰囲気は斑尾高原そっくりですね。万坂峠あたりか、希望湖か。。。。。
プロフィール
木島平でユースホステル
を営むかたわら、信越トレイルガイドとして主に春から秋のトレイルを歩き回っています。 誰でも気軽に、信州の山を満喫できる信越トレイル。行程は短くはありませんが、全線踏破した時の感激はまたひとしお。 貴方のチャレンジ、お待ちしています。

●信越トレイルクラブ 公認ガイド
●山岳ガイド賠償保険加入



★勝手に?メンバー募集中★

★2017年春~秋ツアー



★管理人のオススメ★
穂高駅前の登山ショップ
カテゴリー
信越トレイルとは
最近の記事
最近のコメント
月別アーカイブ
ブログ内検索
リンク
最近のトラックバック