山座同定作業もまた楽し

標高1000mほどの尾根が続く信越トレイル。

眺めもまた格別なものがありますし、山ヤにとって、やはり山座同定作業もまた欠かせない楽しみの一つでもあります。

これまで歩いた中で、もっとも空気の澄んでいたのは忘れもしない2006年11月9日。

この時とん平から撮影した北東方向の山々です。
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左から越後駒ケ岳、中の岳、巻機山

写真には残ってはいませんが、南方向には蓼科山、八ヶ岳連峰、西方においては能登半島までも見渡すことができました。

そして極めつけは、福島、山形、新潟県境に鎮座する飯豊連峰までが視界に捕らえられました。
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カシミール3Dで測定してみたところ、確かに飯豊連峰はとん平ゲレンデリフトの降り場プラットフォームから目視ができるとの結果。 表示された飯豊本山までの直線距離はなんと155km。

このときばかりは本当に身震いしました。


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送迎や移動、滞在場所について 

信越トレイルを歩く上でもっとも面倒なのは

一日のスタート地点とゴール地点が遠く離れていること

ということに他なりません。

里山故に、北アルプスのように縦走路を「底辺」とする「三角形」コースが形成されているわけでもありません。

アクセスポイントへの公共交通機関も全くありません。

2人以上が集まり、クルマを2台確保できれば、朝出発時にあらかじめ1台をゴール地点に回送し、その後全員でスタート地点へ移動、歩き終えた後に再びスタート地点のクルマを回収に向かうといった方法も可能です。

しかし、遠方からの場合、1台に相乗りして来る場合がほとんどですので、そうした方法も意外と難しいものです。

となるとやはり「送迎」の力を借りなくてはなりません。

経験上云えることは、信越トレイルを制覇するには「送迎人」という強力なサポーターなしでは語ることはできないということです。

送迎には4つの方法が考えられます。

①お抱えの運転士による送迎車(貸し切りバス等

②タクシー利用

③マイカー回送サービス(運転代行会社)

④宿泊拠点のスタッフによる送り&迎え


団体旅行のご一行様なら①にて問題は解決します。しかし②についてはあまりに費用がかさみすぎます。
最近始まった③もタクシー利用よりは安価に済ませることが可能です。(区間によって4000円~8000円) 飯山代行センター

しかし最も安価な方法として期待でできそうなのは④でしょうか。

完全無料で送迎してくれるお宿さんもあれば、多少の実費を要するところもあるようです。

但し、全ての入下山口への送迎を受けてくれるお宿さんはなかなかありませんね。(^_^)

なんせ起点の斑尾から天水山までは、車道を走っても60kmもありますから。。。。

万坂峠から袴岳

第二日目は万坂峠(標高902m)をスタート。この日は涌井までの16kmという長丁場です。

参照地図
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9:26スタート
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しばらくカラマツ林の中を行きます。
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ジグザグ登って行った先に袴湿原と呼ばれる湿地帯があります。
希少種ギフチョウ・ヒメギフチョウの生息地でもあります。
万坂峠より0.8km 9:40着 標高990m
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袴岳分岐 袴湿原より0.2km、袴岳まで1.5km 9:46通過heDSC_8879.jpg

袴岳分岐(ホ)地点からほんの少し登ると短い尾根に出ます B地点
美しい木肌のブナ、そしてこれから向かう関田山脈方面が見渡せる絶景ポイントです。ミズナラなどの落葉樹が点在しています。
9:56通過、標高1026m
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思わず足を止めてカメラを構える皆さん
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袴岳の手前で鞍部を二箇所通過します。ミズナラ、カンバ類の巨木が圧倒的です。
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袴岳と思い込んで登ったピークは実は袴岳ではありません。通称ニセ袴(1089m)。もう一度鞍部に下降してからようやく本当の袴岳のピークが待っています。
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袴岳頂上(1135m) 
万坂峠から 2.3km 10:40着 赤池まで3.3kmhakama1DSC_8893.jpg

この日は濃霧で何も見えませんでしたが、本来なら妙高山を正面に望むことができます。
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送迎依頼への対応は??

以前、STC加盟のお宿さんに信越トレイルを歩く目的で宿泊した場合の送迎の範囲について尋ねてみました。

加盟宿が特に集まる

斑尾高原エリア 18軒
戸狩温泉エリア 14軒 合計32軒

それぞれの対応は以下の通りでした。

【斑尾高原】
斑尾高原内 1軒
涌井まで 5軒
戸狩(仏ケ峰登山口)まで 8軒
牧峠まで 1軒
何処でもOK 3軒

トレイル最南端の斑尾高原ですので、概ね送迎の範囲が限られている場合が多いようですが、3軒のお宿さんは最北の天水山までの送迎がOKとのことです。
ただし距離がかなり伸びますので燃料代の負担が必要な場合もあるようです。実際にお泊りの際は直接お宿に相談されることをお勧めします。


【戸狩温泉】
何処でもOK 11軒
茶屋池、仏ケ峰登山口まで 1軒
小沢峠~牧峠 1軒
斑尾高原~牧峠 1軒

さすがにトレイル中間地点の宿泊施設群です。14軒中11軒までが全区間の送迎を請け負ってくださるそうです。
こちらの場合も距離によっては燃料代の負担が必要な場合もあるようですので、ご利用の際は一度相談されてみることをお勧めします。

それでは、木島平唯一の加盟宿である弊宿の場合はどうでしょう? 

づづく

当宿の送迎システム

千曲川の対岸に位置し、信越トレイルの全貌を見渡すことの出来る唯一(?)の加盟宿でもあります(^_^)が、主催ツアーを多数開催している他、お客様の自由なスケジュールでトレイルウォーキングをお楽しみいただける日程不問の随時送迎(燃料代実費をご負担ください)も実施しています。

送迎にはいくつかのパターンがあります。

【自家用車をお持ちの場合】
①お客様任意の場所から歩行開始→終点で指定時間に当宿の送迎車がお迎え→同乗のうえ出発地点にお送り→宿へ(泊)
②お客様がその日の終点へクルマを回送→終点で当宿の送迎車がお迎え→同乗の上出発地点にお送り→歩行開始→終点で自車回収

【自家用車をお持ちでない場合、または使用しない場合】
①AM飯山駅にお迎え→任意のスタート地点へお送り→歩行開始→指定時間に終点でお迎え→宿へ(泊)
②宿泊後、任意の場所へお送り→歩行開始→指定時間に終点でお迎え→最寄駅または連泊の場合宿へ

★指定場所および当宿からの往復距離

天水山(84km) 
伏野峠(64km) 
牧峠、関田峠(49km)
仏が峰登山口(33km) 
桂池(28km) 
涌井(24km) 
赤池(39km) 
万坂峠(45km)
斑尾山登山口(36km) 

★送迎を伴う場合、送迎場所、パターンにもよりますが「信越トレイルパック」として一泊二食6500円程度(YH会員)でご利用いただけます。

例:2010年9月6日~4日間で全線踏破をされたお客様の場合の5泊6日(10食)総費用 =32300円(YH会員)


詳細はお問い合わせ下さい。

袴岳~赤池

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晴れていればのんびりティータイムとしゃれ込みたかったのですが、濃霧の中ではあまり長居してもからだが冷えるばかり。

水分&糖分補給を済ませたら早々に出発することにしました。

袴岳発 10:47 赤池まで3.3km 
しばらく平坦な道を行くとやがてジグザグの下り道に。結構急角度で高度を下げていきます。

【F地点】廃墟と化した小屋が藪に埋もれています。
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【ホ地点】柏ケ峠分岐 
11:07通過 袴岳から0.7km 赤池まで2.6km 標高954m 

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分岐を過ぎると広い圏谷状のくぼ地を行きます。湿り気の多い一帯で、落葉広葉樹ではサワグルミ、トチノキ、野草類ではミズナ、コゴミなどが群生しています。
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やがて山道が終わり、林道に 
【マ地点】 11:33通過 赤池まで1.4kmADSC_8903.jpg

林道沿いはミズナラが多く群生しています。
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造成されて間もない整然としたトラック。こんな道が1.4km続くと

赤池駐車場に到着。
11:55着 袴岳より 3.3kmAakaikeDSC_8909.jpg

この建物のテラスで昼食をとることにしました。
トイレもとても綺麗に保たれている上に、屋内も開放されていますので、悪天候時には十分雨風がしのげる非常に良い休憩場所といえそうです。
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強風時には室内にも入ることができます。土足OK.akaike2DSC_8918.jpg

つづく




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プロフィール
木島平でユースホステル
を営むかたわら、信越トレイルガイドとして主に春から秋のトレイルを歩き回っています。 誰でも気軽に、信州の山を満喫できる信越トレイル。行程は短くはありませんが、全線踏破した時の感激はまたひとしお。 貴方のチャレンジ、お待ちしています。

●信越トレイルクラブ 公認ガイド
●山岳ガイド賠償保険加入



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